ノンバイナリーの独学の跡

独学と、Ace/Aroでノンバイナリーとしてのつぶやき

今週のお題・10の質問 ー 自己紹介を兼ねて ー

はてなブログ10周年特別お題「はてなブロガーに10の質問」を元に書かせていただきました。おそらく初めましてですね。瀬倉弓と申します。

ブログ名もしくはハンドルネームの由来は?

名前:瀬倉弓(セクラ キュウ)

さ行か行の音が好きだから。人と被らなさそうで、音も漢字も好きな名前を考えました。本名から1字抜き取ってもいます。下の名前は矢をつがえた弓のイメージから。自然体で集中している。凛と背筋を伸ばして目標をまっすぐ見つめている。雑念に惑わされず、ただ真摯に書くことへ向き合えますように、という願いを込めています。

ブログ名:瀬倉弓の読書キロク

いい名前が思いつかなかったので、ひとまずシンプルに決めました。別のものを考えたいです。今まで言葉にできなかった思いを言い当てていて、心に滑り込んで長く覚えていられるような。それでいてブログの内容も分かるような名前が理想です。たとえば最果タヒさんの言葉のように。

はてなブログを始めたきっかけは?

ブログを始めた理由は2つ。1つは読んで良かった本を紹介したかったから。もう1つは、文章を書く人になりたかったから。

簡単に始められる文章サイトではnoteもありますよね。あちらの方が新しい記事に目をつけて読んでくれる人は多いと思います。それでもはてなブログを最初に選んだ理由、これも2つです。デザインを工夫した自分のサイトが欲しかったから、そして人の評価に挫けないようにするためです。

noteでは「スキ」数が目立っています。どのプラットフォームでも最初は誰も読んでくれないのは承知の上ですが、自分の記事を見る度に反応がないことを示されるとやはり辛い。人気の記事と比べてしまいます。はてなブログの方が読者数やいいね数が分かりにくい。マイペースにできそうだったので、まずこちらを選びました。せめて10記事載せられるまではnoteに浮気せずこちらで書こうと思います。

自分で書いたお気に入りの1記事はある?あるならどんな記事?

https://sekyu.hateblo.jp/entry/2021/09/28/114403です。特に『ゼロからスタート ロシア語 文法編』についての文章は、今までで1番ましだと思います。引用しておきます。

『ゼロからスタート ロシア語 文法編』
ロシア語話者の好きなYouTuberさんがいる。彼女の動画を聴いているうちにロシア語の発音が気になってきた。暇を持て余していた時に、手を付けてみたのがこの本だ。見様見真似でうねった文字を書く。音の羅列を口に出す。模様の連なりから意味を読み取れるようになっていく。学び始めにしか無い楽しみだ。3日坊主にはなったが、キリル文字が書けて読めるようになったのでいいや。ロシア語難しいらしいし。撤退撤退。

ブログを書きたくなるのはどんなとき?

書きたくなる、というよりも、早朝に1時間必ず書いています。習慣にしたいところ。表現手段として「書く」ことと長く付き合っていきたいので。

よりいい文章を書くために、毎日2時間読書もしています。内訳は、日本文学の古典、海外文学の古典、社会・自然科学の本格的な書物、詩集を15分ずつと、好きなものを1時間。日本文学、海外文学、科学書は、日本の知識人によるブックリスト『必読書150』に頭から取り組んでいます。この執筆と読書のノルマは、朝日新聞編集委員・近藤康太郎さんの文章塾本『三行で撃つ』を参考にしています。

下書きに保存された記事は何記事? あるならどんなテーマの記事?

5記事です。順に、

  • ドーパミンドラッグとあつ森、本が売れないこと/『スマホ脳』を読んで
  • うつくしい本を読みたい、というこだわり
  • 笑える啓蒙書紹介
  • ベランダの側に鳶が来た話
  • 2021年10月のインプットログ

鳶の話はnote向きかもしれませんね。

自分の記事を読み返すことはある?

たまに。『三行で撃つ』を読む前の、今年の5月までの記事はしばらく読み返したくないです。本の紹介記事はこうするもんだ、という慣例に無思考で従った記事だから。記事数を確保でき次第下げようと思っています。

好きなはてなブロガーは?

森野キートスさん。博士研究員の方で、いつか博士になる人へを書かれています。お気に入りの記事がこれ↓です。

「わかった」にとりつかれて研究者になる - いつか博士になる人へ

私は、こういった敢えて最初に難しい本へ挑む勉強をしたことがありません。特に大学に入ってからは、「これで〇〇力学が分かる!」と謳うやさしめの参考書でさえ1冊も読み切れませんでした。理解できず、何の実感も湧かず、ただ暗号をなぞる読書に耐えられなかったからです。その時にもう少しだけ我慢して、もう何度か、もう何冊か取り組んでいれば、こんな喜びを味わえたのでしょうか。悔しくてならないです。もう1回学問へ挑もうかしら。『必読書150』の人文社会科学書リストを終えたら、が現実的ですかね。

他のはてなブロガーさんは探せていないです。素敵な文章を書かれる方と出会いたいですね!

はてなブログに一言メッセージを伝えるなら?

最初からシンプルに整ったデザインで、ブログを始めやすいプラットフォームを作ってくれてありがたいです。私はまだまだ書き始めたばかり。これからもよろしくお願いします。

10年前は何してた?

子どもでした。今もですが、知的好奇心が強かったです。数学が好きで英語に苦労していました。学校の授業が簡単すぎて暇で仕方なかったことを覚えています。隅から隅まで教科書を読み込んで、好奇心の飢えを凌いでいました。ですから塾が大好きでしたね。ちょうどいい難易度の問題を与えてくれて、分かる喜びを与えてくれて、存分に好奇心を満たしてくれたから。

それから、上橋菜穂子さんの守り人シリーズに夢中でした。新潮文庫版の読者なので、最終巻『天と地の守り人〈第3部〉新ヨゴ皇国編』が出てしばらくした頃ですね。このシリーズの1冊1冊が宝物です。1口ずつ惜しみながら読んでいました。

はやみねかおるさんの「怪盗クイーン」「都会のトム&ソーヤ」シリーズが大好きなのに、子どもっぽいかなと読むのを我慢していたのも覚えています。背伸びしたい感じが可愛いですね。これらのシリーズは今も好きです。久しぶりに読みたいですね。

この10年を一言でまとめると?

分離。他人の問題を自分から切り離せるようになってきたと思います。人に不満があっても、その不満点は私が変えられることではない、と気付けました。他者へ不平不満を抱くより、その状況で自分ができることを考え実行した方が建設的です。これは人相手だけでなく置かれた環境に対しても同じです。今の環境が不満ならマシにする方法を考えればいいんですよね。学校が辛いのを社会のせいにして腐っていた私は、こうやって他人と私の課題を分けて現実に立ち向かうことが充分にできていませんでした。

こういった考え方はアドラー心理学から学びました。当時はゆうメンタルクリニックの漫画解説を読み、その内容に驚き反発もしながら理解しようと努めていました。

アドラー心理学編 マンガで分かる心療内科|ゆうメンタルクリニック(心療内科・精神科)

偉そうなことを書きましたが私はまだ学生の身です。社会で働くと理不尽に山ほど出会うと思うので、課題の分離はこれからより意識していきたいです。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。またお会いできたら嬉しいです。